デザイナーとプログラマが組んで1日でWebサービスを作る、P4Dハッカソンに参加してきました

先日行われたP4Dハッカソンに参加しさせていただきました。
P4Dとは@satococoaさんが主催する「デザイナー向けプログラム部」。プログラミングを覚えたいデザイナーや、プログラマとデザイナーのよりよいコラボのために、色んな企画をやってるところです。
今回のハッカソンはデザイナーとプログラマー一人ずつがくじ引きでペアを組み、朝10:00〜夕方18:00までの間に実際動くWebサービスを作ろう!という企画。私も@shu_0115さんと組んで作りました。
成果物のサービスはもう少し完成度を上げて、実際みなさんに使っていただけるようなレベルにまで持って行ってから正式リリースしたいと思っているので、また別途、後日書きたいと思います。今回はイベントの感想だけざっと(ΦωΦ)

行ってよかった!!すごくよかった!!

感想は、とにかくこれに付きますね。ありがたい事にお誘い頂いたものの、実際少し迷ってたんですよ。本業の仕事が忙しかったし、しかも1日…でしょう?できるの?ぶっちゃけ…制作スピードに自信ないほうだし…。勇気を出して行くことを決めたものの、実際前日は緊張して胃が痛かった(ΦωΦ|||)
しかし、実際行ってみたら、本当に得るものが多いイベントだった。本当に行ってよかった。また次回も参加したいです、すごく!

一日で、できるもんなんですね!

まず普通にびっくりなのが、18:00までに全員がちゃんと使えるレベルのサービスを作ってしまったこと。
みなさんの成果物の一覧はこちらにまとめてくださっています。
自分たちのものも含め、正式リリース待ちのものも多いので、これから徐々にアップデートされていくと思います。
我ら@shu_0115&@ken_c_lo組は、ネタを決めたのが前日の土曜日でした。skypeでおそらく10分くらいで決まった。恐るべき話しの速さwこのへんの詳細はまた後日書きたいと思います。なかなか面白いプロセスだった。色々と個人的に反省点は多いですが、なんとか一応間に合ってよかった…。

一日とは思えない、驚きのクオリティの成果物が続出。みなさんレベル高い。

えっ?1日うそでしょ?せめて1週間の間違いでしょ?…と半ば涙目で皆さんの成果物LTを眺めておりましたwプログラマーさんもデザイナーさんも、非常にレベルの高い方々が集まってたと思います。またフリーランスや経営者さんの参加も多く、これからフリーランスになるという予定の人も複数人いらっしゃいました。あと、プログラムとデザイン両方できるようなスーパーな方もちらほら…。全体的な傾向として、デザインとプログラムをキレイに切り分けて自分の専門分野以外をブラックボックスにするんじゃなくて、色んな領域の理解を深めたいと思ってる方が多い印象でした。

どれも実際に使えるし、使いたいと思うものばかりが出来てきた。

技術者や作り手だけの集まりだったんですが、使いたい技術だけが先行した一発ネタみたいなのが皆無で、みんな、実際使われるシーンが想像できるし、継続して使い続けたいと思えるようなサービスばかりだったのが個人的に印象的でした。むしろ、技術者ならではの技術的アイデアをうまく実用に結びつけたものばかり。「実際使ってもらえるものを作りたいよね?」という共通の価値観があの現場にあるような気がしました。

プログラマとデザイナー二人というのはいいですね

なんせ、話が早い!仕事が早い!まあ、@shu_0115さんが特に話が早くて一緒にやりやすいタイプの方だったというのもあると思いますが、まるでコミュニケーションコストを感じなかった。これが3人になっただけで、こうはいかないと思う。また、プログラマとデザイナーというのも、キャラが被らなくていいんだろうなと。ここはあちらに任せた方が…ここは自分が責任もってやった方がベター…等というのがお互いに暗黙の了解としてあるので、「これ誰がやる?」みたいな話から入る必要さえも特に感じなかった。
多くの人を巻き込んでやる仕事に価値がないとは思わないですが、まあとにかくコミュニケーションコストは馬鹿にならない。人数が増えれば増えるほど、作るよりもそっちにコストが回ってしまうのは痛感するところ。
あと、やっぱりGithub便利だわー(ΦωΦ)人と使うとわかりますねー。

デザイナーの存在価値を見直してもらえた…気がするw

私は紙業界から来たデザイナーなんですが、やっぱりWeb業界って一般的に少しデザイン軽視な傾向があると思うのですよ。というか、プロダクトの性質的に、装飾的なデザインが二の次的にならざるを得ない事が多いし、それゆえにデザインが表層の装飾的な部分だけに限定して捉えられたりすることも多く…まあ、そうなっても仕方ない部分が多くあるだろうなという理解をしています。Web業界で、特にWebサービスのスタートアップなどに関わる場合、デザインとプログラムどっちができるのがイカスかっていったらやっぱりプログラムだと思うし、少なくともコアな部分のルールメイキングできるのはプログラムができる人であることが多い。プロトタイプ作ろうとしてもプログラムができれば作れるけど、デザインだけできてもガワ作れるだけだし、コアなところはやはり誰かに「作って下さい」みたいな話になってしまうのは、やはりイケてない。
そんなわけで、プログラマさん達にはいつも敬意を払いつつ、プログラムがあまりできない自分にコンプレックスを感じ続けてたわけだけど、今回のハッカソンを経験してみて、プログラマとデザイナーで組むと、プロトタイプレベルではなく、実際ユーザーとして使ってみたくなるような製品レベルまで一気に、非常に短時間で持っていけるのだという手応えを自分でも感じることができた。こうなんか、お前も世の中の役に立っているんだと言われたような感じですごく嬉しい!wやったーヾ(*'ω'*)ノ゙

これからやってみたいことの一端が見えた

どんな形であれ、こういう感じの少人数のコラボでガガーっとサービスを作っていくというのがすごく面白かったので、チャンスがあれば、自分自身のリソースが許す限りたびたびトライしてみたいなあと思った。こういうのメインでご飯食っていけるぐらいになるとすごくいいな。
おそらくもっと恒常的な仕事にしていくには、一人でも色んな領域を広く理解できるようなマインドセットと技術力は不可欠な気がする。がんばりますがんばります(ΦωΦ)コラボってくれるプログラマさんも募集!

とにかく色々作りたい!という気持ちでいっぱいになった

これが一番の収穫か(ΦωΦ)やっぱ作るのってたのしい!

一方で反省とか

とにかく時間がなかった。デザインしかできなかった…というのが一番の反省点。

せっかくプログラマさんとコラボできる機会なのだから、Ruby on Rails触ったり、ちょっとプログラミングっぽいことしたり、そもそもHerokuって何者なのかとか聞いたりとかしたかったのだけど、まるでそんな余裕はなく、あまつさえテンプレート組み込みまで全部やっていただいた始末(ΦωΦ|||)すいません、すいません。。。まじ、デザインしてプレーンなhtml書いただけw
しかし、Githubを初めてコラボに使えたというのはよい経験だった。
色々教えてくださった@shu_0115さんに大変感謝!本当にありがとうございましたm(_ _)m
Ruby on Railsを触ったのは初めてなのだけど、CakePHPは少し触った経験があって、CakeはRailsインスパイヤしただけあって似ており、どのファイルいじればよいかとかはすぐにわかったので、家帰ってからのアップデートは直接viewのファイルでやることができた。でもまだローカルに開発環境は作れてない。今週どこかでやってみなければ…Rubyどうやって動いてんのかさっぱりわかんね。。

長時間集中するんですごーく疲れるよ!

ハッカソン…いやー、マラソンのソン付くだけあって、実にハッカー界のマラソンですねあれは!頭使いすぎてクラクラした。帰り道の足取りはフラフラだった。すごい楽しかったけどしばらくいいやという気にはなったwでもまあ、半年に1〜2度くらいとか、うんそのくらい。終わったあとのビールとか糖分とかうまいよ!

2日あると正式リリースレベルまで持っていける…かもしれない。

自分のスピードの遅さを棚上げして…アレですが、2日かけると普通にリリースレベルに持っていけそうだなと思った。1日でもなんとか形にはできるんだけど、サービスインするには少し色々キツイ感じだ。でもどうなんだろう、2日かけるとダレるのかなあ。いややっぱり、1日っていう縛りと緊張感の中でやれるだけやって、後の調整は後日…という今回のやり方がベストなのかもしれない。


…とこのような感じで、大変得るものが多いイベントでした。また参加したいです!
主催してくださった@satococoaさん、@machidaさん達を始め、相方の@shu_0115さん、P4Dメンバーの皆様に大変感謝。ありがとうございました。